DESIGN NOTES
このページでは、プロジェクトごとの設計意図や、クライアントと向き合う中で考えたこと、
設計の過程で大切にしている視点や工夫を記しています。
具体的な事例を通して、人と暮らしやまち、地球との関係をどのように捉え、
それを建築としてどのようにデザインしているかを、少しずつ言葉にしています。
変化を受容する寛容な設え
住宅を考えることは、暮らしの未来を考えることでもある。家族の成長やライフステージの変化に応じて手を入れられる余白(寛容な設え、緩さ、遊び)があったほうが、将来的な暮らしのストレスを抑えられる。「羽の家/wing room」では、小上がりの周囲にカーテンや建具の設置を許容する鴨居状の木フレームを回し、...
暮らしと光のカタチの統合
自然の光が窓から入ってくることは多くの人が体験的に知っている。しかし空間の質を高めるには、窓から入った光が何に当たり、どのように目に届くかまで意識することが重要だ。「羽の家/wing room」は、高台に立つマンション1室のリノベーション計画。5つの既存窓の周りを木で仕上げて一体的に設え、「窓際のラ...
窓際のランドスケープ
建築費の高騰により、新築よりも既存住宅をリノベーションして住まう選択肢は一般化した。都心部では土地価格の高さもあり、マンションリノベの人気は高い。ただしマンションの窓サッシは共用部にあたるため、容易には手を入れられない。自然光・風・眺望を取り込む窓は空間全体の印象を決定づける要素であり、空間デザイン...
育てたくなる階段
入居後1年を迎えた「戸越銀座の賃貸併用住宅/Toritor(通リ通ル)」のクライアントから次の言葉をいただいた。「光がたくさん入ってくるから植物の育て甲斐がある」この建物は木造3階建の廊下のないスキップフロア構成で、2階の一部と3階がオーナー住戸になっており、1〜3階を行き来する暮らしのため、階段の...
木造ラーメン構造と高耐力壁を組み合わせ、奥行きの抜けをつくる
「戸越銀座の賃貸併用住宅/Toritor(通リ通ル)」では、狭小長大な敷地において、都市の奥性を引き込みながら生活と地域をつなげようとした。この計画のポイントの一つは、中庭と階段室を中心にして光・風・視線の抜けを設け、奥行き方向の立体的な関係をつくるための構造計画である。事業性から木造での計画を前提...
サーカディアンリズムを軸にした自然とのつながり
サーカディアンリズムは、地球の自転周期(24時間)と同調する人体の生物学的リズムであり、このリズムが崩れると不調の一因になるとされる。「K家族のいえ」は、「家族5人の健康で快適な暮らし」と「五感に働きかける環境デザイン」の統合を目指した都市型健康住宅である。サーカディアンリズムを意識し、自然のリズム...
竹味佑人建築設計室
YUTO TAKEMI ARCHITECTS WORKSHOP
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